フェンシングはヨーロッパで生まれたスポーツです。剣道と同じところは、面をつけ、剣を持ち、礼儀を重んじ戦うこと。（相違点は他にも沢山ありますが）違うところは、片手で剣を持ち敵と対峙することです。

県内でもフェンシングが盛んな地域もあり、フェンシング男子の太田雄貴選手も現在の三本松高校の監督である市ヶ谷先生に習いに来ていた時期もあり、グローブも白鳥町の職人さん（細川勝弘さん）が北京オリンピックまで作っていたとのこと。　フェンシングはマイナースポーツの一つであり、始めることも続けることも難しいスポーツというイメージを持っている人も多いと思います。

ルールを知り、剣を握ったことのある人にとっては試合を見ているだけで興奮しますが、ルールを知らない人達にとっては、意味不明だけどかっこいいイメージのあるスポーツ。フェンシングの魅力と共に「難しいから、おもしろい」という普遍的なテーマを描き、成長する人間の物語を作っていくことが、この作品の企画意図です。